普段からMacのパソコンを使用しており、VectorworksのMac版を利用したい方も多いでしょう。しかし、所有しているMacのパソコンで対応できるか気になっている人もいるはずです。
そこでこの記事では、VectorworksのMac版の特徴についてわかりやすくまとめました。
Windows版との違いやおすすめのMac版ノートパソコン、価格情報も解説しているので、Vectorworks導入の参考にしてみてください。
Vectorworks(ベクターワークス)の対応OSはMac・Windows
まずVectorworksは、Mac・WindowsのOSで利用できます。
製品のインストーラーをダウンロードする際には、必ず所有しているパソコンのOSに合うインストーラーをダウンロードしなければなりません。誤って違うインストーラーをダウンロードしても、エラーが発生するので注意してください。
ちなみに、Vectorworksのライセンスを管理ソフトウェアは、Mac・WindowsのOSを問わず1つのソフトウェアで管理できます。他にも、Vectorworks用のプラグイン・プログラムも同様にOSを問いません。
製品のみOSの条件があるので、契約時・体験版利用の際だけダウンロードするインストーラーに気を付けましょう。
また、Vectorworksを導入した後の使い方を知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
初心者向けに機能の使い方を紹介しています。
Vectorworks(ベクターワークス)Mac・Windows版の違い
Vectorworksの対応OSであるMac・Windowsには、複数の違いがあります。
参考として動作環境や互換性の情報を整理しました。
所有しているパソコンでVectorworksを問題なく操作できるか、チェックしてみてください。
Vectorworks(ベクターワークス)Mac版の動作環境・互換性
まずは、VectorworksのMac版に推奨される動作環境・互換性を整理しました。
項目 | 動作環境・互換性 |
対応OS | macOS 13(Ventura)
macOS 12 (Monterey) macOS 11 (Big Sur) |
CPU | Apple M1 Pro以上 |
メモリ | 16GB以上 |
グラフィックス | Mac Metal GPUFamily1 v4以上、4GB以上のVRAM
Mac(Mシリーズ)M1 Pro 16GB以上 |
ディスク容量 | 43GB以上 |
画面解像度 | 1,920×1,080以上 |
Mac対応OSは2020年以降に発売された「macOS 11(Big Sur)」以上でなければ、うまく動作しません。また、CPUの処理能力も2020年以降に発売されたMacのパソコンでなければ、大規模処理に対応しきれないのがポイントです。
BIMとして3Dモデルを操作するため、メモリはもちろんグラフィックス、ディスク容量もある程度のスペックを求められると覚えておきましょう。
Vectorworks(ベクターワークス)Windows版の動作環境・互換性
続いて、VectorworksのWindows版で推奨される動作環境・互換性を整理しました。
項目 | 動作環境・互換性 |
対応OS | Windows 11
Windows 10(64bit) |
CPU | 6コア以上搭載で2GHz以上の Intel Core i7 または AMD Ryzen 7、またはそれと同等以上のもの |
メモリ | 16GB以上 |
グラフィックス | Windows DirectX 11互換、4GB以上のVRAM
Intel Metal GPUFamily1 v4以上、4GB以上のVRAM |
ディスク容量 | 43GB以上 |
画面解像度 | 1,920×1,080以上 |
Windows対応OSは、基本的に古いOSのバージョンアップが可能であるため、古いパソコンでもWindows 10(64bit)を利用できます。ただし、CPUやメモリ、グラフィックスといった条件にある程度のスペックを求められることに注意しなければなりません。
具体的な発売時期でいくと、2008年以降に発売されたCPU「Intel Core i7」以上のスペックが必要だと言えます。それよりも古いパソコンを利用しているのなら、なるべく最新モデルのパソコンを選んでおくのが良いでしょう。
Vectorworks(ベクターワークス)におすすめのMac版ノートパソコン
VectorworksのMac版を導入するために、ノートパソコンの購入を考えている方もいるでしょう。
参考として、前述した動作環境・互換性の条件を満たすMac版ノートパソコンを紹介します。
MacBook Pro 16.2インチ M3 PROチップ
「MacBook Pro 16.2インチ M3 PROチップ」は、高出力のGPU「M3」を導入したプロユース対応のパソコンです。Vectorworksの高処理にも耐え、大容量のデータでも問題なく操作できます。
参考として、MacBook Pro 16.2インチ M3 PROチップのスペックを整理しました。
項目 | 動作環境・互換性 |
CPU | Apple M3 Pro |
メモリ | 18~36GB |
グラフィックス | 12コアCPU、18コアGPU、16コアNeural Engine搭載M3 Pro |
ディスク容量 | 512GB~1TB |
画面解像度 | 3,024×1,964 |
MacBook Air 15.3インチ M2チップ
「MacBook Air 15.3インチ M2チップ」は、持ち運びに優れお手頃な価格で購入できるハイスペックパソコンです。Vectorworksの高処理にも問題なく耐え、設計検討に活用できます。
参考として、MacBook Air 15.3インチ M2チップのスペックを整理しました。
項目 | 動作環境・互換性 |
CPU | Apple M2 |
メモリ | 8~24GB |
グラフィックス | 10コアGPU、16コアNeural Engine |
ディスク容量 | 256GB~2TB |
画面解像度 | 2,880×1,864 |
Vectorworks(ベクターワークス)Mac版の価格
これからVectorworksのMac版を導入する方向けに、製品価格を整理しました。
Vectorworks Design Suiteの価格 | Vectorworks Architectの価格 | Vectorworks Landmarkの価格 | Vectorworks Spotlightの価格 | Vectorworks Fundamentalsの価格 | |
永久ライセンスのみ | 612,700円 | 490,600円 | 490,600円 | 490,600円 | 368,500円 |
サブスクリプション | 306,350円/年 | 245,300円/年 | 245,300円/年 | 245,300円/年 | - |
VectorworksのMac版は、永久ライセンス・サブスクリプションの2タイプから選択できます。
またVectorworksのMac版は、プランのカスタマイズ性に優れるBIMソフトです。
機能追加などさまざまな契約方法が準備されています。
詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ価格情報をチェックしてみてください。
Vectorworks(ベクターワークス)Mac版を安く買う方法
VectorworksのMac版の値段が高いとお悩みではないでしょうか。
中には、費用を抑えたい方もいるはずです。
参考として、VectorworksのMac版を安く買う方法を紹介します。
プランを比較して購入する
VectorworksのMac版は、契約期間や選ぶプランによって価格が変化します。
プランを比較しておけば、安く契約できる場合もあるため、VectorworksのMac版を購入する際には次の情報を比較してみてください。
- 長期利用or短期利用
- すべての機能が必要or単体の機能を使いたい
VectorworksのMac版には永久ライセンス・サブスクリプションという2タイプの契約方法があるため、選び方次第で価格を抑えられます。まずは価格情報をチェックして、どのプランが安くなるかチェックしてみてください。
中古版を購入する
VectorworksのMac版の中古版を購入するのもひとつの方法です。
使わなくなったソフトをフリマアプリやオークションサイトに出品している人も多く、通常価格よりも安く購入できます。ただし、バージョンの古いものしかないこと、海賊版が出回っていることに注意しなければなりません。
Vectorworks(ベクターワークス)Mac版についてよくある質問
VectorworksのMac版についてよくある質問を整理しました。
Vectorworks(ベクターワークス)のMac版についてまとめ
今回は、VectorworksのMac版についてわかりやすく解説しました。
普段からMacのパソコンを利用している方の場合、現在のパソコンスペックが要件を満たしているか確認することが重要です。
もしMac版の要件を満たしており、実際にVectorworksを操作してみたい方は、30日間無料で使える体験版がおすすめです。Vectorworksのすべてのプランを無料で利用できるので、この機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。