Vectorworks(ベクターワークス)を土木・建築・機械業務に活用するために、学習をスタートしたいと考える方も多いでしょう。それなら、初心者向け・独学者向けに提供されている本を使って学習するのがおすすめです。
この記事では、Vectorworksの学習に役立つおすすめ本5選をまとめました。
本の使い方や製品の価格情報もまとめているので、Vectorworksをマスターする参考にしてみてください。
Vectorworks初心者・独学者におすすめの本5選
Vectorworksを自分で勉強したいなら、学習本を購入して独学をスタートするのがおすすめです。
まずはVectorworks公式サイトによって案内されている5冊の本の特徴を紹介します。
おすすめのユーザーも紹介しているので、気になる本を購入してみてください。
Vectorworksパーフェクトバイブル
「Vectorworksパーフェクトバイブル」は、Vectorworksの作図基礎~プロテクニックを幅広く学べる学習本です。例えば、次のような勉強に役立ちます。
- 2D・3D図面の作図
- 空間のモデリング
- シートレイヤの使い方
Vectorworksのビジュアライゼーションに利用するテクスチャ作成やレンダリングの知識もまとめてあるので、Vectorworksを網羅的に学びたい方におすすめの本です。
またパーフェクトバイブルという名前が付く通り、Vectorworksのすべてを学べます。
初めてVectorworksに触れる人、辞書として使える本がほしい人は、ぜひ1冊購入してみてください。
書籍名 | Vectorworksパーフェクトバイブル |
出版社 | 翔泳社 |
基本価格(税込) | 3,850円 |
10日でマスター!Vectorworks
「10日でマスター!Vectorworks」は、これだけは知っておきたいという機能・操作方法がまとめられた入門書として役立つ本です。例えば、次のような勉強に役立ちます。
- 2D・3D図面の作図
- レンダリング
- カメラ操作と光源の設定
本の名前の通り、10日でVectorworksをマスターできるようにコンテンツがまとめてあります。
2D図面の作成方法をメインとして、3Dモデリングの基本をしっかり学べることから、作図について詳しく学びたい人におすすめの本です。
また、この本はどの章からでも読める構成となっています。
分からないポイントだけ勉強したいという人にもおすすめの本です。
書籍名 | 10日でマスター!Vectorworks |
出版社 | X-Knowladge |
基本価格(税込) | 3,520円 |
最短で学ぶVectorworks建築製図とプレゼンテーション
「最短で学ぶVectorworks建築製図とプレゼンテーション」は、建築従事者が作図手順を詳しく学べる本です。例えば、次のような勉強に役立ちます。
- 建築設計図面の準備
- 2D・3D作図
- プレゼンテーション図面の準備
建物の図面をつくってアニメーションやプレゼンテーションを仕上げるという流れで学習でき、Vectorworksを用いながら建築設計業務の一連の流れを学べる本です。
各章には演習問題も準備してあるので、考えながらVectorworksの操作方法・建築業務への活用方法を学べます。
書籍名 | 最短で学ぶVectorworks建築製図とプレゼンテーション |
出版社 | 学芸出版社 |
基本価格(税込) | 3,300円 |
Vectorworks Architectで学ぶ 住宅設計のためのBIM入門
「Vectorworks Architectで学ぶ 住宅設計のためのBIM入門」は、BIM業務としてVectorworksを導入する企業・個人向けに住宅設計の基礎〜応用を解説している本です。Vectorworks Architectのプランを使って、次のことを学べます。
- 木造BIMツールの使い方
- 住宅モデリング機能の学習
- オブジェクトスタイルの知識
Vectorworksに追加導入して利用できる木造BIMのツールを使って、住宅建築に特化した知識を学べます。また応用知識として、面積計算や積算資料、プレゼン資料の作成方法を学べる魅力的な本です。
書籍名 | Vectorworks Architectで学ぶ 住宅設計のためのBIM入門 |
出版社 | ボーンデジタル |
基本価格(税込) | 3,960円 |
VectorworksのBIM利用について詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。BIMとして利用できる機能を詳しく解説しています。
Vectorworksベストテクニック100
「Vectorworksベストテクニック100」は、カテゴリごとにVectorworksの機能が紹介されているテクニック本です。操作方法が分からない項目を調べたい、新しい操作方法を知りたいという方に役立つでしょう。
BIMソフトは機能が多く、独学で把握できる内容には限界があります。
そのようなときに役立つ機能を知りたいなら、こういった本があると便利です。
自宅や会社に1冊置いておくと、いざというときに役立つでしょう。
書籍名 | Vectorworksベストテクニック100 |
出版社 | X-Knowladge |
基本価格(税込) | 3,520円 |
Vectorworksおすすめ本の使い方
前述したVectorworksのおすすめ本を購入したけど、うまく使いきれずお困りの方もいるでしょう。それなら次の方法で学習を進めてみるのはいかがでしょうか。
- 1日の学習ページ数を決めて勉強してみる
- 自分の仕事に関係のある本を購入して学習をスタートする
本記事で紹介した「最短で学ぶVectorworks建築製図とプレゼンテーション」「Vectorworks Architectで学ぶ 住宅設計のためのBIM入門」には、建築従事者向けの情報がたっぷり掲載されています。建築関連の仕事をする人なら、比較的学習しやすいはずです。
また「Vectorworks パーフェクトバイブル」「Vectorworksベストテクニック100」は困ったときに読みたくなる辞書のような使い方ができます。本の種類によって異なる使い方ができるので、ぜひ気になる本を購入してみてください。
Vectorworksの価格情報
Vectorworksの本を購入する前に、製品を導入しなければならないという方向けに価格情報をまとめました。
Design Suite | Architect | Landmark | Spotlight | Fundamentals | |
永久ライセンスのみ | 612,700円 | 490,600円 | 490,600円 | 490,600円 | 368,500円 |
サブスクリプション | 306,350円/年 | 245,300円/年 | 245,300円/年 | 245,300円/年 | - |
Vectorworksは導入する製品プランによって機能・価格が異なります。
業種ごとに導入すべきプランが違うので、まずはどのプランを導入すべきか検討してみてください。
Vectorworksの中古版に注意
中には、Vectorworksを安く手に入れるために、フリマアプリやオークションサイトで中古版の製品を購入しようと考える方もいるでしょう。この際には次のポイントに注意してください。
- 中古版はバージョンが低い
- 海賊版が紛れている可能性がある
特に違法な海賊版を手に入れるのはNGです。
Vectorworks公式サイトでも注意喚起されているので、必ず避けてください。
Vectorworksを無料で使う方法
本を購入して無料でVectorworksの使い方を学びたい方向けに、無料で使う方法をまとめました。
体験版を利用する
Vectorworksでは、30日間すべてのプランを無料で導入できる体験版が提供されています。
製品版と同様の機能をお金をかけずに利用できるので、学習本を使った勉強に役立ててみてはいかがでしょうか。
体験版の申し込み方法は、以下の記事で解説しています。
画像付きで手順を説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
学生版を利用する
学生や教員など、教育機関に属する人物であれば、Vectorworksが提供する無料の学生版を利用できます。
無料体験版とは違い、一度の申し込みで1年間も無料利用できるのはもちろん、教育機関に属する限り、何度でも無料利用の申し込みが可能です。
Vectorworksのの本についてよくある質問
Vectorworksの本について、よくある質問をまとめました。
バージョンアップによって機能の使い方や名称が変更されるケースもあるので、最新版の本を購入しましょう。
また、ECサイトには中古版も販売されているので、比較しながら購入する場所を選んでみてください。
個人で利用できる「単年度版」、教育支援プログラムが組み込まれた「for OASIS」の導入が可能です。
Vectorworksのおすすめ本についてまとめ
今回は、Vectorworksを学習できるおすすめ本についてわかりやすく解説しました。
Vectorworksを導入したら、まずは操作方法や機能を学ぶことが重要です。
学習本があれば効率よく操作方法やノウハウを学べるので、この機会に導入してみてはいかがでしょうか。
また、学習のためにVectorworksを導入したいのなら、30日間無料で使える体験版をダウンロードしてみるのがおすすめです。全プランを自由に操作できます。