BIMソフトの「GLOOBE」に興味を持っているけれど、評判の良いソフトなのかよく分からないとお悩みではないでしょうか。BIMソフトは複数のメーカーから提供されているので、本当にGLOOBEを選んでよいのか迷っている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、GLOOBEの評判についてわかりやすくまとめました。
シェア率の状況や他BIMソフトとの違いも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
BIMソフト「GLOOBE」とは?
GLOOBEは、土木・建築向けのソフトウェアを開発する福井コンピュータアーキテクトが提供しているBIMソフトです。2016年よりリリースが開始し、現在では日本の設計基準が設定された国内初のBIMソフトとして評判が高く、数多くの企業で利用されています。
またGLOOBEは、業界ごとに機能が異なる以下のシリーズが販売されています。
- GLOOBE Architect(建築)
- GLOOBE Construction(土木)
- GLOOBE VR(建築・土木・不動産)
3Dモデル(BIMモデル)を活用できることから、設計業務の効率化はもちろん数量算出の自動化、積算への活用など、さまざまな用途に利用できる評判の高いBIMソフトです。
GLOOBEについて詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
無料・有料プランのGLOOBE製品やできることを紹介しています。
https://bimcim-kenkyujo.com/uncategorized/gloobe/
GLOOBEの評判は?良い?悪い?
GLOOBEの導入を検討している方向けに、BIMソフトとしての評判をまとめました。
国内シェア率や企業の利用状況もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
国内シェア上位のBIMソフトである
日経BPコンサルティングが2020年に公開した「BIM活用実態調査レポート」より、国内シェア上位のBIMソフトは次の通りです。
順位 | 設計事務所の場合 | 総合建設会社 |
1位 | ArchiCAD | Revit |
2位 | Revit | ArchiCAD |
3位 | Vectorworks | Vectorworks |
4位 | GLOOBE | GLOOBE |
5位 | MicroStation | MicroStation |
上表より、設計事務所・総合建設会社ともにGLOOBEが4位となっています。
国内シェア率が高いと評判なことはもちろん、上記1〜5位の中で国内開発のBIMソフトは、GLOOBEだけです。
他製品は、日本の設計基準や条件を設定しなければなりません。
一方GLOOBEは、導入当初から日本の基準に合う設定が適用されていることが評判の良さに関係しています。
ゼネコンでも利用されている
GLOOBEは、日本の大手ゼネコンでも導入されている人気のBIMソフトです。
土木・建築業務を担う大手ゼネコン「竹中工務店」も導入しており、設計・施工・維持管理をGLOOBEでまとめて実施しています。
他にも、福井工業大学工学部など教育機関でも導入されているのが特徴です。
他BIMソフトやデータ拡張子との互換性もあるため、土木・建築業務を手広くカバーできるのが評判の良さだと言われています。
価格も安価で導入しやすい
GLOOBEは、他BIMソフトよりも安価で導入できる評判の良いソフトウェアです。
参考として、シェア率上位のBIMソフトとの価格の違いを以下に整理しました。
GLOOBE | ArchiCAD | Revit | Vectorworks | MicroStation | |
永久ライセンス(税抜) | 650,000円 | 1,074,000円 | なし | 612,700円 | 1,402,000円 |
サブスクリプション(税抜) | 150,000円/年 | 380,000円/年 | 427,900円/年 | 306,350円/年 | 582,000円/年 |
※オプションを除き、基本機能を対象
上表からわかるように、GLOOBEは永久ライセンスの価格が2番目に安く、サブスクリプションの価格が最も安いBIMソフトです。価格が安く導入しやすいのも、評判の良さに関係していると言えます。
GLOOBEと建築設計のBIMソフトを徹底比較
GLOOBEの評判を詳しく知りたい方向けに、建築設計で利用されている他のBIMソフトとの違いをまとめました。比較情報を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
GLOOBEとRevitとの違い
Revitは、エンジニア向けのソフトウェアを開発するAutodeskが提供しているBIMソフトです。
シェア率が上位1位2位を争っており、評判の高いBIMソフトだと言えます。
また、Revitは建築設計だけでなく、土木設計にも利用できるBIM機能がまとめて搭載されていると評判のソフトウェアです。GLOOBEのように、業種別の使い分けができないことがBIMソフトの違いだと言えます。
Revitについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。
GLOOBEとVectorworksとの違い
Vectorworksは、設計やイベント関連のサービスを展開するA&AのBIMソフトです。
製品のプランが細かく分かれており、目的に合うソフトを選びやすいと評判を集めています。
また、A&Aは建築・土木だけでなくエンタメ業界向けのVectorworksプランも用意されています。幅広い業務に活用したいならVectorworks、建築・土木向けとして活用したいなら、国内基準に対応していると評判のGLOOBEがおすすめです。
Vectorworksについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。
GLOOBEとArchiCADとの違い
ArchiCADは、建築設計向けのソフトウェアを提供するGRAPHISOFTのBIMソフトです。
デザイン、ビジュアライゼーションに優れており、ハイクオリティなレンダリングを実施できると評判を集めています。
また、ArchiCADが建築特化型のBIMソフトであることに対し、GLOOBEは建築・土木とソフトが分かれているのが特徴です。建築ソフトとして評判の良いVectorworksですが、建築・土木両方の対応、VRの対応が必要ならGLOOBEを利用するのが良いでしょう。
GLOOBEを導入するのがおすすめなユーザー
複数あるBIMソフトの評判を見て、本当にGLOOBEを導入すべきか考えている人向けに、導入するのがおすすめなユーザー像をまとめました。
評判だけでは選べないとお悩みなら、ぜひ参考にしてみてください。
日本の設計手法・建築基準法に対応するBIMソフトを導入したい人
BIMソフトを導入した最初の状態から日本の設計手法や建築基準法に対応させたいのなら、国内基準に基づいて開発されていると評判のGLOOBEがおすすめです。
他BIMソフトの場合、専用パッチの導入が必要だったり、自分で基準を設定しなければならなかったりと手間がかかります。一方GLOOBEは、国内開発されたBIMソフトであるため手間のかかる設定が不要です。
導入しやすいと評判ですので、手軽さをお求めならGLOOBEを導入してみてはいかがでしょうか。
国内企業が提供するBIMソフトを導入したい人
国内企業が開発したBIMソフトを導入して手厚いサポートを受けたいのなら、シェア率上位ソフトで唯一、国内開発されているGLOOBEが良いでしょう。
福井コンピュータアーキテクトがサポートを提供しているため、素早くわからないことを質問できます。BIMソフトの中で国内向けの評判をもつ製品をお求めなら、GLOOBEを導入してみるのが良いでしょう。
GLOOBEの操作性確認は体験版がおすすめ
GLOOBEの導入を検討しているのなら、まずは30日間無料で操作をチェックできる体験版を申し込むのがおすすめです。
GLOOBE Architect・Constructionは機能の確認ができるほか、GLOOBE VRの場合は実際にVRを体験を利用できます。専用オフィスでVRを無料体験できると評判ですので、ぜひ申し込んでみてください。
ちなみにGLOOBEの体験版は、簡単なアンケートと基本事項の入力だけですぐにスタートできます。評判が本当に正しいのかチェックしたいのなら、体験版を申し込んでみてはいかがでしょうか。
GLOOBEの評判に関するよくある質問
GLOOBEの評判について、よくある質問をまとめました。
日本で唯一、シェア率上位ソフトに入り込む国内開発のソフトであることから導入しやすいと評判を集めています。
例えば、竹中工務店ではGLOOBEを設計・施工・維持管理に活用していると評判です。
国内の評判からBIMソフトを選ぶならGLOOBEを候補に加えてみてはいかがでしょうか。
GLOOBEの評判についてまとめ
今回はBIMソフトであるGLOOBEの評判についてわかりやすく解説しました。
GLOOBEは、大手ゼネコンから利用されていると評判なだけでなく、シェア率上位に入り込むと評判を集めるBIMソフトです。土木・建築業界に欠かせない機能が搭載されていることはもちろん、日本国内の設計基準に基づいて開発されています。
もし評判が正しいのか確認してみたいのなら、GLOOBEの操作性や機能性を30日間無料でチェックできる体験版を導入してみるのがおすすめです。GLOOBEシリーズの全機能をすぐに確認できます。