福井コンピュータアーキテクトが提供しているBIMソフト「GLOOBE」を使って、土木・建築業務を実施したいと考えていないでしょうか。しかし、価格情報がよく分からず予算計画を立てられないと悩む方もいるはずです。
そこでこの記事では、GLOOBEの価格についてわかりやすくまとめました。
また、価格を抑えてお得にGLOOBEを利用するコツも解説しています。
GLOOBEをいくらで導入できるのか、ぜひ参考にしてみてください。
福井コンピュータアーキテクトのBIMソフト「GLOOBE」とは?
GLOOBEは、土木・建築業界で原則適用となるBIMの考えが組み込まれたソフトウェアのことです。次の3タイプのGLOOBEシリーズが提供されています。
- 建築業界向けの「GLOOBE Architect」
- 土木業界向けの「GLOOBE Construction」
- 土木・建築・不動産向けの「GLOOBE VR」
それぞれ、効率的な設計・施工の検討に役立つほか、合意形成を得やすくなる機能が搭載されています。直感的な操作ができることはもちろん、無料CADソフト「Jw_cad」とUI(ユーザーインタフェース)が似ているため、使いやすさに優れているのが魅力です。
さらにGLOOBEは、他社ソフトよりもお得な価格で利用できます。
日本の設計基準・条件に基づいて作図できるため、BIMソフト導入候補に加えてみてはいかがでしょうか。
GLOOBEの特徴を詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
GLOOBEシリーズの特徴や動作環境をまとめています。
https://bimcim-kenkyujo.com/uncategorized/gloobe/
GLOOBEシリーズの価格情報
GLOOBEシリーズには、主に3つの製品が用意されています。
それぞれ価格が異なることはもちろん、価格オプションが違うことに注意しなければなりません。
参考として、製品ひとつずつの価格情報を詳しく整理しました。
GLOOBE Architectの価格
主に建築向けBIMソフトとして利用されている「GLOOBE Architect」には、永久ライセンスとサブスクリプションという2つの価格が用意されています。参考価格は次の通りです。
プラン・オプション | 永久ライセンス版の価格(税抜) | サブスクリプション版の価格(税抜) | |
GLOOBE Architect 基本プラン(GLOOBE Model Viewer出力付き) | 650,000円 | 150,000円/年 | |
オプション | 実施設計 | 200,000円 | 36,000円/年 |
法規チェック | 300,000円 | 48,000円/年 | |
躯体図出力 | 100,000円 | 24,000円/年 | |
P-style for GLOOBE(プレゼン) | 150,000円 | 48,000円/年 | |
GLOOBE V-style(レンダリング) | 200,000円 | 120,000円/年 | |
ARCHITREND リアルウォーカー | 200,000円 | 48,000円/年 | |
PDF取込アシスト | 100,000円 | 24,000円/年 | |
FM連携 | 200,000円 | 48,000円/年 | |
GLOOBE点群アシスト | なし | 240,000円/年 |
基本プランの価格が用意され、そこに追加で個別オプション価格がかかるように構成されています。業務の目的に合わせてオプションプランをカスタマイズできるので、必要なオプションを加えながらGLOOBE Architectを導入してみてください。
またGLOOBE Architectは、価格の異なる保守サービスが用意されています。
最新プログラムの提供や電話サポートが必要なら、目的の保守サービスを申し込んでください。
GLOOBE Constructionの価格
主に土木向けBIMソフトとして利用されている「GLOOBE Construction」にも同様に、永久ライセンスとサブスクリプションという2つの価格が用意されています。参考価格は次の通りです。
プラン・オプション | 永久ライセンス版の価格(税抜) | サブスクリプション版の価格(税抜) | |
GLOOBE Architect 基本プラン(GLOOBE Model Viewer出力付き) | 720,000円 | 216,000円/年 | |
オプション | 仮設計画 | 240,000円 | 72,000円/年 |
土工計画 | 240,000円 | 72,000円/年 | |
工程計画 | なし | 36,000円/年 | |
GLOOBE点群アシスト | なし | 240,000円/年 |
土木設計・施工の機能がまとまった基本プランの価格が用意されており、そこに施工計画に利用するオプションプランの価格を追加していくのが契約の特徴です。施工計画が必要なら、オプションプランの追加が必要不可欠だと言えます。
またGLOOBE Constructionにも、保守サービスが用意してあります。
サポート内容によって価格が異なるので注意してください。
GLOOBE VRの価格
3DモデルをVR化して閲覧できる「GLOOBE VR」は他のGLOOBEシリーズと価格設定が違い、サブスクリプションのみ提供されています。参考価格を以下に整理しました。
プラン | 年間の利用価格(税抜) | 月間の利用価格(税抜) | |
GLOOBE VR 1ライセンス使用権 | 180,000円/年 | 15,000円/月 | |
VRセットアップ | 1回当たり100,000円 | ||
オンライン教材およびVR運用支援解説 | 20,000円 |
また、専用サポートとして次のサービスを利用できます。
建築サポートチケット | スポットサポート | ||
サポート内容 | 以下の条件のもと1年間電話サポートを利用可能 | 1回ごとに電話サポートを利用可能 | |
条件 | 1回30分以内 | 1回30分以内 | |
価格(税抜き) | 60,000円 | 3,000円 |
ちなみに、GLOOBE VRを利用するためには、前述したGLOOBE Architect・Constructionの基本プランの導入が必要です。またVRヘッドマウントディスプレイの購入が必要ですので、トータル価格に注意してください。
GLOOBEの価格を抑えるコツ
GLOOBEの製品は「メインプラン」「オプション」を組み合わせて契約しなければならないため、価格が高いとお悩みの方もいるでしょう。そこで、GLOOBEの購入価格を抑えるコツを3つ紹介します。
製品を比較検討する
まずは、必要な製品オプションがどれなのか、検討することが大切です。
無駄のない契約の組み合わせを見つけることが、価格を抑える大きなポイントとなるでしょう。
使用期間からプランを決める
「永久ライセンス」「サブスクリプション」のどちらを契約するか決めることも重要です。
短期利用であればサブスプリクションのほうが価格的に安いのですが、長期利用を考えた場合には永久ライセンスのほうがお得になります。
IT補助金を活用する
価格が高いとお悩みなら、国が提供する「IT補助金」を活用しましょう。
IT補助金とは、中小企業や個人事業者向けにDX当に向けたITツール導入を支援する補助金のことです。GLOOBEといったBIMソフトの場合、最大契約額の1/2まで補助金を得られます。
補助金上限額は150万円未満に設定されているため、多くのプラン・オプションが必要でも安心です。ただし、IT補助金は事前申請が必要です。契約後に申請すると補助金を得られなくなるので注意してください。
GLOOBEを無料で利用する方法
GLOOBEを無料で操作してみたいのなら、体験版に申し込むことをおすすめします。
参考として体験版の申し込み手順を整理しました。
- 公式サイトにアクセスする
- 体験版申し込みボタンをクリックする
- 必要情報やアンケートに回答して、シリアルIDを受け取る
- 体験版のGLOOBEシリーズをダウンロードする
- シリアルIDを入力して体験版をスタートする
GLOOBEでは、30日間無料でGLOOBEシリーズを利用できる体験版が提供されています。
動作環境のチェックはもちろん、機能の使いやすさを確認することによって、本当に導入後に活用できるソフトなのか判断できるでしょう。
GLOOBEの初心者向け操作マニュアル一覧
GLOOBEをうまく操作できるか不安だと悩んでいるのであれば、無料でダウンロードできる操作マニュアルをゲットするのがおすすめです。参考に、初心者向けの操作マニュアルを整理しました。
利用ソフト | マニュアルの種類 |
共通 | 基本操作 |
点群アシスト | |
Architect | プラン作成 |
プレゼン | |
企画設計 | |
木造サンプル | |
Construction | RC躯体(下部工) |
型枠工事 | |
工程計画 | |
仮設計画 | |
土工計画(根切・山留) |
マニュアルを利用すれば、簡単に操作方法をマスターできます。
ただし、導入後に細かい機能操作を学びたいのなら、価格は有料ですが、サポートサービスを利用するのがおすすめです。
また、GLOOBEの使い方を詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。画像付きで機能の使い方をまとめています。
https://bimcim-kenkyujo.com/uncategorized/gloobe-tsukaikata/
GLOOBEの価格に関するよくある質問
GLOOBEの価格についてよくある質問を整理しました。
メリットとして、国土交通省で定められている設計・施工基準に当てはめて作図できるのはもちろん、専用の図面、レイヤーテンプレートが充実していることが挙げられます。
「積算基準書」と組み合わせることによって、業務発注・見積もりの積算に利用が可能です。
GLOOBEの価格についてまとめ
今回は「GLOOBEシリーズ」の3製品の価格情報をわかりやすく解説しました。
GLOOBEは、土木・建築業界のBIMソフトとして利用できるのが魅力です。
他社製品のBIMソフトよりも価格が安いのはもちろん、日本国内の設計基準に基づいて開発されているため、日本のBIM関連業務で活用できます。
もし価格情報だけではなく、GLOOBEの操作や使いやすさを確認したいのなら、30日間無料で使える体験版を導入してみるのがおすすめです。GLOOBEシリーズの全機能をチェックできます。