Revitの機能や使い方をマスターして、すぐにでも業務に実践投入したいと考えている人も多いでしょう。それなら「はじめてのAutodesk Revit & Revit LT」という書籍を利用して学習をスタートするのがおすすめです。
そこでこの記事では、はじめてのAutodesk Revit & Revit LTの魅力についてわかりやすくまとめました。おすすめの学習方法や購入すべき人の特徴、また他の学習方法も紹介しているので、Revitを効率よくマスターする参考にしてみてください。
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTとは
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTは、建築業界向けの書籍を出版しているエクスナレッジのRevitノウハウ本です。建築業界向けの書籍であり、以下に示す項目を網羅して学習できます。
- 基本設計
- 図面作成
- ファミリ(部品)の作成
- プレゼン
Revitの操作をまんべんなく学習できるのはもちろん、はじめての方でも理解できるように、操作画面の画像などが豊富に添付してあります。初心者から利用できるノウハウ本をお探しなら、建築業界向けのはじめてのAutodesk Revit & Revit LTを購入するのがおすすめです。
書籍名 | はじめてのAutodesk Revit & Revit LT |
出版社 | エクスナレッジ |
対応バージョン | Revit・Revit LT 2021以降 |
参考価格(税込) | 4,070円 |
ページ数 | 320ページ |
また、Revitとは何なのか、その概要から詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。機能や用途についてわかりやすく解説しています。
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTで学べること
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTでは、Revit初心者向けに、網羅的な機能や使い方が解説されています。参考として、実際に学べる項目の概要を整理しました。
画面構成や基本操作
まずはじめてRevitを操作する人向けに、画面構成や基本操作に関する知識を学べます。
画面のどこにどのような機能があるのかを把握できるのはもちろん、マウスやキーボードを使ったRevitの操作方法をひと通りチェックできるのが特徴です。
操作時によく使う機能も説明されているため、BIMソフトの操作に慣れていない人はぜひ参考にしてみてください。
基本設計
Revitで取り扱うBIMモデルを起こす方法として、あらかじめ用意されている2D図面を下書きに、同じ形状の建築物3Dモデルを作成します。
実際に作成の手順を学べることはもちろん、各部材をどのコマンドで作成するのか、どういった設定が必要なのかを網羅的に学べるのが特徴です。実際に建築業務でも図面を3Dに起こす作業が発生するため、実践的な知識を学べるでしょう。
プレゼンテーション
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTでは、作成した3Dモデルのクオリティアップとして、以下に示すプレゼンテーション機能を学べます。
- マテリアルの変更(材質や色)
- カメラの設定(表示位置)
画面のパースを作成することにより、設計した建築物をより高品質に表現できる知識が身につきます。建築設計における打ち合わせの準備、プレゼンによる提案などでも利用する機能ですので、ぜひチェックしておきましょう。
BIMモデルの作成
前項の基本設計では3Dモデルを作成しますが、Revitのメイン機能であるBIMワークフローに当てはめるため、次のような方法でBIMモデルを作成していきます。
- 家具や詳細な形状の作図・配置
- 文字情報やシンボルの追加
- 数量集計表の作成
業務で求められる設計図書の作成を目的として、より詳しい図面をまとめていく章が用意されています。ただモデルをつくるのではなく、実際に図面としての役割をもつBIMモデルや図面を用意できるのがはじめてのAutodesk Revit & Revit LTを利用する魅力です。
シート設定や出力
Revitで作成した図面をPDFや紙の資料として出力する準備として、シート設定について学べます。用紙サイズや枠のデザインはもちろん、縮尺ごとに2D図面化したモデル情報を反映しつつ、出力用の図面を用意していきます。
また、Revitで作成したデータのエクスポート、別に用意した外部データのインポートなど、他ソフトとのデータ連携や、過年度データをRevitに取り込む方法など、はじめてBIMに触れる人でも理解しやすいデータの取扱いについて学べるのが魅力です。
ファミリの作成
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTでは、BIMモデルのデザインやモデルの詳細度を高める手順として、ファミリの作成について学べます。
ファミリとは、インテリアや樹木、自動車といった部品のことであり、はじめてのAutodesk Revit & Revit LTのなかでは棚の作成をしながらファミリの取扱いについて説明されています。
なお実際のBIM業務でも、一部の企画から外れる建築物をつくる際には、ファミリの作成が必須です。はじめての方でも理解しやすい手順がまとめられているため、プラスアルファの情報として知識を学んでおきましょう。
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTがおすすめの人
Revitに関する参考書は「はじめてのAutodesk Revit & Revit LT」以外にも複数ありますが、そのなかから当書籍を購入して学習を始めるのがおすすめの人の特徴をまとめました。項目にあてはまる方は、ぜひ参考書の購入を検討してみてください。
Revitについて建築業界向けの知識を学びたい人
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTは、建築物を対象に設計の手順やノウハウが解説されている建築従事者向けの参考書です。
実際に設計業務を担当する人向けの情報がまとめられており、一般的な建築設計の流れにあわせて説明が進んでいきます。建築設計におけるBIM業務への対応が必要だという方は、建築向けの知識を学べるはじめてのAutodesk Revit & Revit LTを学んでみるのはいかがでしょうか。
実践でも役立つRevitの機能や手順を学びたい人
Revitの参考書のなかには、ただノウハウがまとめられているだけで、読み終わっても結局うまく操作ができない結果になるものも少なくありません。
一方ではじめてのAutodesk Revit & Revit LTは、実践形式でRevitの使い方を学べるのが魅力です。書籍のなかには操作画面をキャプチャした画像が豊富に掲載されており、実際に操作をマネしながら建築物を作成できます。
本書用の教材データも用意されていることから、わからないときには一旦章を飛ばして学び、後から復習しなおせる構成でつくられているのが魅力です。
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTを使った学習方法
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTを購入して、学んだ知識やスキルを実際に業務で活用していきたい方は、以下の手順で学習を進めていくのがおすすめです。
- ひと通りの情報に目を通す(流し読みでも可)
- 目次のなかから自分に不足している項目を選んで学習を進める
- 繰り返し学習を続けて頭と身体に使い方をしみこませる
Revitの使い方をマスターするためには、とにかく作業に慣れることが重要です。
「次にやるのは〇〇の作業か」「この機能は〇〇を設定すればいいんだ」というように、見ただけで頭でイメージできる状態になるまで学習をすることにより、実践でも活用できます。
はじめてのAutodesk Revit & Revit LT以外の独学方法
「はじめてのAutodesk Revit & Revit LT」だけではなく、ほかにどのような独学の選択肢があるのか気になっている方も多いでしょう。それなら、次のような方法で独学をスタートしてみるのはいかがでしょうか。
- ほかの参考書を購入して学習する
- Autodesk社の無料学習コンテンツを利用する
- Webコンテンツを利用して学習する
例えば、はじめてのAutodesk Revit & Revit LT以外にもさまざまな書籍が販売されています。
本書のなかで説明されていない情報が掲載されている本もあるので、目次などをチェックしながら自分に合う本を探してみてください。
また学習コンテンツを利用すれば、無料でRevitの知識やスキルを学べます。
自分で情報を見つけ出すという難しさはありますが、費用をかけずに独学したい人におすすめです。
より詳しく独学の方法を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
独学に限界を感じているならセミナー講習がおすすめ
自分で学習を続ける独学自体できないとお悩みなら、まずはセミナー講習に参加することからスタートするのがおすすめです。
例えば「実践的に学べるBIM・Revitセミナー講習」では、建築向けのRevitを熟知しているプロから使い方を教えてもらえます。自主的に学習せずとも、講師が操作している画面や言葉による説明を聞くだけでノウハウを身につけられるのがメリットです。
短期間でスキルを伸ばせるので、参加を検討してみてはいかがでしょうか。
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTについてまとめ
はじめてのAutodesk Revit & Revit LTは、建築従事者向けの参考書です。設計の流れを網羅的に学習できるため、はじめてのRevit学習の参考にしてみてはいかがでしょうか。
操作時のキャプチャなども豊富に掲載されており、教材データを使いながら、実践的な操作方法を学べます。
