Autodeskが提供しているBIMソフト「Revit」を利用したいと考えてないでしょうか。
このとき、なるべく予算を使わずにソフトを導入したいと、無料版・フリーソフトがないかお探しの方もいるはずです。
そこでこの記事では、Revitは無料で使えるのかについてまとめました。
また、Revitの無料体験版のダウンロード方法や無料で学ぶ方法も解説しているので、Revit導入の参考にしていただけると幸いです。
Revitは無料で使える?
結論として、Autodeskが提供するBIMソフト「Revit」は無料で利用できません。
ただし、長期利用ではなくお試し利用を考えているのなら、30日間の無料体験版が提供されています。
Autodeskの製品は、Revitを含めて30日間すべての機能を無料で利用できるので、確認用として導入してみてください。
学生版(アカデミック)のみ1年間無料で使える
前述で無料利用ができないと説明しましたが、例外として、教育機関に関わる人であれば1年間の無料利用が提供されています。Autodeskが提供する学生版サービスを利用すれば、すべての製品を無料で導入可能です。
Revit以外のAutodesk製品すべてが対象ですので、勉強など教育機関向けの利用として役立ててみてください。
Revit無料体験版のダウンロード方法・手順
Revitの無料体験版を利用したい方向けに、ダウンロード方法と手順を画像付きで説明します。
まずは、Revitの公式ページを開き「無償体験版をダウンロード」をクリックしましょう。
使用目的の確認画面が開くので、目的の項目を選択して「次へ」をクリックして、Autodeskアカウントにサインインしてください。
※まだ登録されてない方は、あらかじめアカウントを無料で作成しておきましょう。
サインインが完了すると、Revitのインストール画面が表示されます。2024年7月時点の最新版はRevit2024ですので、項目を選んで「インストール」をクリックしましょう。
インストールが完了すると、次のデータがPC上に保存されます。
インストールデータを開いたら、インストール先を指定して「インストール」をクリックしましょう。
無事インストールが完了すると、PCの再起動を求められます。
再起動に同意すれば以下のアイコンがデスクトップ上に自動で配置されています。
これでRevitの体験版を利用できます。
無料体験期間は30日間ですので、実際にソフトを利用してみてください。
無料体験版のRevitの使い方
Revitでは、プロジェクトの管理および製図画面の2つで構成されています。
自由にプロジェクトを作成できるほか、レイヤー分けして図面・資料をまとめて管理可能です。
また、図面作成が完了すると、レンダリング機能を使って3Dビジュアライゼーションを利用できます。
詳しい使い方については、以下の記事で説明しています。
画像付きの解説ですので、基礎操作の参考にしていただけると幸いです。
Revitを無料で学ぶ方法
Revitは製図や3Dビジュアライゼーション、プロジェクト管理・共有など豊富な機能が搭載されています。スムーズにRevitを操作するためにも、本項で紹介する無料の学習方法を活用してみてください。
Autodeskトレーニング教材を利用する
Revitは、Autodesk公式サイトより専用のトレーニング教材が無料提供されています。
トレーニング用の資料はもちろん、各ステップごとのデータもまとめられているので、勉強したい項目をすぐに学べるのが魅力です。
土木向け・建築向けの教材がそれぞれ用意されているので、ぜひ無料ダウンロードしてRevitを練習してみてください。
Youtube動画で学ぶ
RevitはYoutube動画としてトレーニング動画が提供されています。
基礎操作はもちろん、業務活用の方法、他BIMソフトとの連携など学べる種類が豊富です。
また、有志の方たちから提供されているトレーニング動画・機能紹介動画も豊富にあるので、ぜひYoutubeを見て無料でRevitを学んでみてください。
実際のRevitの料金価格
Revitのサブスクリプション契約を利用するうえで知っておきたいのが、契約期間によって価格が異なることです。参考として、以下にRevitの契約期間を3つ整理しました。
契約の種類 | 契約価格 | 1ヶ月換算した単価 |
1ヶ月契約 | 53,900円/月 | 53,900円/月(比率1.51) |
1年契約 | 427,900円/年 | 35,659円/月(比率1.00) |
3年契約 | 1,283,700円/3年 | 35,659円/月(比率1.00) |
表右側の「1ヶ月換算した単価」から分かるように、1カ月契約に対し、1年契約・3年契約のほうが安価です。もし契約価格を少しでも安く抑えたいのなら、1年契約・3年契約を利用してみてはいかがでしょうか。
Revitの価格と他ソフトの価格を比較してみた
無料で利用できないRevitですが、いったいどれくらいの価格なのでしょうか。
以下にRevitおよび、Revit関連のBIMソフトを利用できるプラン料金を整理しました。
製品名 | 契約内容 |
1年契約のライセンス価格 |
Revit | Revit単体 | 427,900円/年 |
Revit LT | Revit LT単体 | 85,800円/年 |
Revit LT Suite | Revit LT、AutoCAD | 102,300円/年 |
AECC | Revit、Civil 3D、AutoCAD、Navisworks Manage | 522,500円/年 |
Revit単体契約も良いのですが、建築・土木BIMをお求めならBIMソフトがパッケージ化されたAECC(Autodesk Architecture, Engineering & Construction Collection)もおすすめです。
各製品の金額を比較しつつ、どのソフトを導入すべきか検討してみてください。
またRevitの価格については、以下の記事で詳しく解説しています。
導入の参考になるランニングコストも整理しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Revitの無料利用に関する質問
Revitを無料で使うにあたって、まだ不安をお持ちの方も多いはずです。
そこで最後に、Revitの無料利用に関する4つの質問をまとめました。
気になる項目をチェックして、無料体験版を利用する際の参考にしてみてください。
- Autodesk提供のトレーニング教材
- BIMモデル・ファミリのパーツ
Autodeskが提供しているデータも豊富ですので、気になるデータを見つけて実際に読み込んでみてください。
Revitは無料で使えるのかについてまとめ
今回は、BIMソフト「Revit」を無料で利用できるのか、そして無料体験版の利用手順についてご紹介しました。
残念ながら無料利用やフリーソフト利用はできませんが、30日間の無料体験版が提供されています。もし操作感や機能性をチェックしたいのなら、ぜひ無料体験版を利用してみてください。