建築の勉強を始めるために、初心者でも読める本を探している人も多いでしょう。
しかし、本の種類が多いためどれから読み進めればよいのかわからないという人もいるはずです。
そこでこの記事では、高校生など初心者から読めるおすすめの書籍を紹介します。
建築の本の面白い名著を紹介しているので、気になる本をチェックしてみてください。
高校生や初心者から読める面白い建築の本3選
初心者や高校生など、建築についての知識を持たない状態から勉強を始めたいなら、紹介する3つの本を読み始めるのがおすすめです。基礎から学べる面白い建築の本なので、ぜひ書籍を購入してみてください。
建築家になりたい君へ (14歳の世渡り術)
「建築家になりたい君へ (14歳の世渡り術)」は、東京オリンピック会場などの設計にも携わった建築士「隈研吾」氏が高校生や建築初心者向けに書いた建築の本です。
建築に関する自身のエピソードを交えつつ、建築の仕事とはどのようなものなのか、どのような問題が待ち構えているのかなどをかみ砕いて解説されています。
著者・監修者 | 隈研吾 |
ページ数 | 240ページ |
料金目安(税込) | 1,540円 |
子ども向けに専門用語を極力控えた文章で説明されているので、建築の知識がない初心者でもすらすらと読み進められるのが本の魅力です。
また、有名な建築家について詳しくしたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
日本で活躍する建築家の名前や代表作を解説しています。
アニメオタクの一級建築士が建築の面白さを徹底解剖する本。
「アニメオタクの一級建築士が建築の面白さを徹底解剖する本。」は、アニメオタクというサブカルな趣味を持つ人物の視点から、建築の面白さについて解説してある楽しく読める本です。
アニメ「まどマギ」「呪術廻戦」に登場した建築物を解説したり、ゲーム「スーパーマリオ」に登場するクッパ城の建築を解説したりと、今までにない視点から楽しく建築を学べます。
著者・監修者 | NoMaDoS |
ページ数 | 268ページ |
料金目安(税込) | 1,782円 |
身近なエンタメが題材になっているので、建築の勉強にハードルを感じている高校生などにもおすすめです。
ようこそ建築学科へ
「ようこそ建築学科へ」は、将来建築関係の仕事について一級建築士を目指したいという方向けに、合格の心得を学べる建築の本です。
建築初心者にとってまず必要なのがこれから勉強するための準備であり、その知識をすべてひとつにまとめてあるのがこの書籍です。
著者・監修者 | 一級建築士受験支援サイト「教育的ウラ指導」 荘司和樹 |
ページ数 | 192ページ |
料金目安(税込) | 1,980円 |
一級建築士の試験に落ちてしまう理由や学科試験・製図試験の上手な勉強法が解説されているので、将来建築士として活躍したい人は、目を通しておくと良いかもしれません。
おしゃれなデザインを学べる建築の本3選
建築のデザインについて興味がある人向けに、名建築などおしゃれなデザインを学べる本を3つ紹介します。建築デザインに興味がある方は、紹介する本から意匠などを学んでみてください。
世界でいちばん素敵な建築の教室
「世界でいちばん素敵な建築の教室」は、世界の美しい名建築と、その魅力について解説されている建築の本です。例えば次のような建築物について学べます。
- ブラジリア大聖堂(ブラジル)
- コロッセオ(イタリア)
- ノートルダム大聖堂(フランス)
- ロースハウス(オーストリア)
- エッフェル塔(フランス)
- 光の教会(日本)
- 旧岩崎邸(日本)
建築の歴史はもちろん、建築物の構造に関する豆知識やコラムが紹介されています。
著者・監修者 | 田所辰之助 川嶋勝 |
ページ数 | 160ページ |
料金目安(税込) | 1,650円 |
なぜ名建築のようなデザインになったのか、その理由についても解説されているので世界の建築物に興味がある人におすすめです。
いつかはこの目で見たい 世界の名建築をめぐる365日
「いつかはこの目で見たい 世界の名建築をめぐる365日」は、合計365ヶ所の名建築について、デザインや歴史、建物のこだわりなどを余すことなく解説されている教養ガイド本です。
建物自体がアートをなしている魅力的な建築物はもちろん、最新技術で造られた超高層ビルなど、豊富なデザインを1冊でチェックできます。
著者・監修者 | TABIZINE |
ページ数 | 440ページ |
料金目安(税込) | 2,420円 |
440ページと大ボリュームな本ですので、建築物のデザインについて、古代~現代まで幅広く学びたいと考えている人は、ぜひ勉強してみてください。
建築デザインの解剖図鑑
「建築デザインの解剖図鑑」は、私たちが生活している場所にたたずむさまざまな建築物に焦点を当てて、その造り方やデザインについて解説されている面白い本です。
紹介する建築物は、すべて図解付きで解説されているため、内容やデザインをイメージしながら読み進められます。
著者・監修者 | スタジオワーク |
ページ数 | 176ページ |
料金目安(税込) | 1,725円 |
建築物はもちろん、坂道、暗渠、水路、ガード下など豊富なデザインについて詳しく学べます。
建築の勉強になる建築の本4選
建築の仕事をに就きたい、建築を勉強して設計を始めたいという方におすすめの本を4つ紹介します。建築家の心得がわかる本を中心に解説しているので、建築知識やスキルアップを目指している方はぜひ参考にしてみてください。
プロ建築家になる勉強法
「プロ建築家になる勉強法」は、建築家の実務で必要な知識・ノウハウがまとめられた建築の本です。
例えば、建築学の体型的な考えはもちろん、業務プロセスや課題解決の方法など、学校では教えてもらえない実践的な情報を学べます。
著者・監修者 | 山梨 知彦 |
ページ数 | 256ページ |
料金目安(税込) | 1,455円 |
なおこの本は、著者が実際に新入社員や学生バイトなどにアドバイスした内容をもとに構成されています。リアリティある内容を学べるので、ぜひ一読してみてください。
イラストでわかる建築施工
「イラストでわかる建築施工」は、次のような建築施工の業務に関する知識がまとめられた勉強本です。
- 企画設計
- 各種工事
- 安全・品質・工程管理
- 原価管理
業務プロセスはもちろん、押さえておくべき重要なポイントも解説してあるため、建築施工の仕事を網羅的に学べます。
著者・監修者 | スタジオワーク |
ページ数 | 176ページ |
料金目安(税込) | 1,725円 |
なお本のなかには、多彩なイラストが掲載されています。
内容をイメージしやすい構成になっているので、つまづかずに勉強を進められるでしょう。
また、建築業界の仕事に興味がある方は以下の記事で仕事内容をチェックしてみてください。
一般的な年収の相場や仕事での必須スキルについて学べます。
プロ建築士が絶対しない家の建て方
「プロ建築士が絶対しない家の建て方」は、建築士が経験したよくある後悔と対策について詳しく解説されている建築の本です。
家づくりの設計に関する失敗などが詳しくまとめられているので、住みやすい家づくりを勉強したい人におすすめします。
著者・監修者 | YouTube不動産 印南和行 |
ページ数 | 226ページ |
料金目安(税込) | 1,760円 |
設計の正解を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
一級建築士受験 合格者たちの勉強法
「一級建築士受験 合格者たちの勉強法」は、建築業界トップの資格である「一級建築士」を目指す人向けに、勉強のノウハウがまとめられている本です。
試験に落ちる理由や上手な勉強方法を詳しく学べます。
著者・監修者 | 教育的ウラ指導 |
ページ数 | 192ページ |
料金目安(税込) | 1,980円 |
学科試験・製図試験のコツを学べるほか、実際の試験問題も掲載されているので、一級建築士の早期合格を目指している方におすすめです。
建築の本の選び方
複数ある建築の本のなかでも、自分にぴったりの書籍を見つけたいという方は、まず自分が何を学びたいのかを考えてみましょう。例えば次の考えで建築の本を選んでみてください。
- 建築の知識がないなら「初心者向けの建築の本」を選ぶ
- 建築物の造形に興味がある人は「デザインに関する建築の本」を選ぶ
- 実務や資格勉強を始めたい人は「学習向けの建築の本」を選ぶ
上記の考えで本を絞り込めば、自然と自分に必要な本がわかってきます。
なお、何を学びたいのか決めきれない人は、初心者向けの本から読み進めるのがおすすめです。
建築の本を読み終わったらCAD・BIMの勉強を始めよう
建築の本を読んで勉強をするのなら、あわせて製図に関わるCADやBIMの勉強を始めるのがおすすめです。とはいえ、CAD・BIMを独学で勉強するのは難しく、建築の本だけでは学びきれないことも少なくありません。
もし、自分でCADやBIMを学べないとお悩みなら、まずは初心者から利用できるセミナー講習に参加してみるのはいかがでしょうか。例えば、次のようなことを学べます。
- CAD・BIMの基礎知識
- CAD・BIMの操作方法
- CAD・BIMを使った業務プロセス
経験豊富な講師が具体的な使い方をレクチャーしてくれるのはもちろん、わからない部分を質問すれば、すぐに解決策を提示してくれます。独学できずにお困りなら、ぜひセミナー講習に参加してみてください。
なお以下のセミナーは、CADソフトである「AutoCAD」の基礎・応用を2日間で学べます。
AutoCADを建築に利用したい方はぜひ参加してみてください。
また、以下のセミナーはBIMソフトである「Revit」の基礎・応用を2日間で学べます。
Revitを導入する予定の方は、こちらのセミナーに参加してみてください。
建築の本についてまとめ
建築の知識やノウハウを身につけたいのなら、ファーストステップとして建築の本を読み始めるのがおすすめです。また、建築について学ぶのなら、必須スキルである製図に対応できるように、CADやBIMに取り組む必要があります。
建築の本で学ぶほかにも、セミナー講習といった手段で建築のことを学べるため、本記事の情報を参考に、勉強をスタートしてみてはいかがでしょうか。