Autodeskから発売されている3ds Maxは、3Dモデリングやレンダリングのできるツールです。ハイレベルのデザインを作成できるとして、注目を集めています。3ds Maxスターターガイドがありますので、初心者も抵抗なく使用できるでしょう。3ds Maxに興味のある人が気になることとして、やはり価格があるでしょう。そこで今回は、3ds Maxの値段と安く購入する方法について解説します。
3ds Maxの価格について解説
まずは、3ds Maxの販売価格について見ていきます。Autodeskでは、サブスクリプションコースとFlexコースの2種類をラインナップしています。
3ds Maxの基本情報はこちらでも紹介しています。
https://bimcim-kenkyujo.com/3dsmax/toha-2/
サブスクリプション価格
Autodeskでは、一定期間3ds Maxが使い放題になるプランを用意しています。1カ月と1年、3年の3つのプランがあります。それぞれ税込で、1カ月36,300円・1年286,000円・3年858,000円です。もし、長期間利用したいと思っているのであれば、1年もしくは3年コースを選択するのがおすすめです。というのも1カ月コースと比較して、それぞれ34％お買い得だからです。
| プラン | 価格 |
| 1か月 | 36,300円 |
| 1年 | 286,000円 |
| 3年 | 858,000円 |
Flex価格
Flexコースとは、従量課金制プランのことです。1日単位で商品が利用できます。事前にトークンを購入して、このトークンを使って3ds Maxを使用することができます。3ds Max以外のAutodesk製品に対しても使用できます。複数のAutodesk製品を使用してみたい、レギュラーではなく限定で使用したいときなどに重宝するでしょう。
トークンは100トークンから購入できます。100トークンの場合、価格は42,900円です。（税込）トークンの数は100以上であれば、自由に選択できます。公式サイトで見積もりを行っているので、自分の場合どのくらいのトークンが必要なのか、あらかじめシミュレーションできます。ちなみに人気なのは、500トークンコースです。こちらは214,500円（税込）です。
| コース | 価格 |
| 100トークン | 42,900円(税込) |
| 500トークン | 214,500円(税込) |
購入したトークンには有効期間があります。購入日から1年間で失効してしまうので、注意してください。
3ds Maxの購入方法
3ds Maxの購入方法ですが、いくつかラインナップされています。まずはクレジットカードです。AutodeskではMastercardとVISA、アメリカンエキスプレス、JCBに対応しています。その他にも銀行振込やコンビニ決済、Paypalでの支払いが可能です。
無償体験版がある
3ds Maxには無償体験版があります。まずは自分に合ったツールかどうか試してみたいと思っているのであれば、こちらの無償体験版をまずはダウンロードしてみましょう。
3ds Maxの無償体験版は、30日間限定で使用できます。30日経過して引き続き使用したければ、上で紹介した有料プランの中からどれか一つ選択して購入します。無償体験版は、1人当たり1回限りの利用になるので注意してください。無償体験版は、有料の標準ソフトと基本的に機能は一緒です。
無償体験版をダウンロードすることで、お手持ちのデバイスでうまく機能するか試せるのもおすすめの理由です。Autodeskでは、3ds Maxについて、以下の推奨動作環境を公開しています。
- CPUは64 ビット Intel® または AMD® マルチコア プロセッサ
- RAMは最低 4 GB 、8 GB 以上
それほどのハイスペックなパソコンを要求するソフトではありませんが、ネットの情報を見てみると、複雑な作業が伴う場合にはそれなりのスペックが要求されるとのことです。いきなり購入するのではなく、無償体験版をダウンロードして、自分のパソコンでストレスなく利用できるか試してみることをおすすめします。
返金保証について
3ds Maxには返金保証のサービスが付いています。購入して30日以内に商品に不満があったり、自分のイメージしたものと違っていたりした場合には返金手続きが可能です。払い戻しが承認され、そこから通常は5～7営業日以内にアカウントに登録された支払い方法にてクレジットが発行され、返金される流れになります。
また、似たような他のソフトも紹介しています。
3ds Maxを安く購入する方法について解説
3ds Maxの価格は分かりましたが、できることなら安く購入したいと思う人もいるでしょう。確かに、年間契約となると数十万円単位の出費になるので、コストカットできるものならしたいと思うのは無理もありません。実はいくつかお得に購入する方法があるので、これから紹介します。
Education Communityに参加する
Autodeskでは、Education Communityと呼ばれるプログラムを提供しています。学生や教員向けのプログラムで、対象のAutodesk製品を無償で利用できるのが特徴です。3ds Maxもこのプログラムの対象です。こちらのコミュニティに参加すれば、学生の場合3年間無償で3ds Maxが使い放題です。機能制限もないので、ソフトを思う存分利用できます。
ただし学生・教員向けのプログラムなので、一般の方は利用はできません。しかし、学生でレンダリングソフトを利用したいと思っているのであれば、こちらのコミュニティに参加すると良いでしょう。教員は教員である期間中、基本無償で利用できます。
キャンペーン時に購入する
Autodeskでは、不定期でキャンペーンを実施しています。キャンペーン期間中に注文すれば、通常よりも割引価格で購入できます。キャンペーン情報は公式ホームページで情報公開されます。その他にも、デジタルガジェットを専門で取り扱っているメディアで報道されることもあるので、こまめにチェックしてください。
過去の事例で見ると、2021年6月22日に行われたキャンペーンがありました。3日間限定ですが、期間中に3ds Maxを購入すれば通常価格よりも25％割引になり、1年コース286,000円が214,500円と、7万円以上も安く購入できました。今後も同様のキャンペーンが行われる可能性がありますので、キャンペーン情報はこまめにチェックしてみてください。
セットで購入する
Autodeskには「Media＆Entertainment Collection」というセットライセンスもラインナップされています。こちらは3ds Maxを含め、複数のソフトがパッケージになっています。複数ソフトがセットになって、単品で購入するのと比較して格安価格で購入できます。もし3ds Max以外にも購入したいソフトがあるのなら、セットライセンスの購入を検討してみると良いでしょう。
Media＆Entertainment Collctionには3ds Maxのほかにも、MayaやMotionBuilderなどがセットになっています。モデリングとアニメーション、レンダリングなどすべてができるコースです。こちらはサブスクリプションプランのみのラインナップです。
価格(税込み)については、以下の通りです。
- 1カ月49,500円
- 1年397,100円
- 3年1,191,300円
一見すると大きな費用負担のように見えますが、複数のソフトの組み合わせですので、単品で購入するのと比較して、半額以下の費用負担で済みます。
インディ版を購入する
Autodeskではインディ版と呼ばれるプランも用意しています。プロフェッショナル向けのプランで、かなりお得に購入できます。たとえば1年間のサブスクリプションでは、従来286,000円ですが、インディ版ではなんと42,900円で購入できます。7分の1近くの価格で購入できます。しかし、インディ版で購入するためには、条件がいくつかあるので注意しましょう。
まず、プロジェクトの予算が10万ドルを超えないことです。また、制作による収益が年間1,500万円未満のプロジェクトが対象です。もしこの条件を満たしているのであれば、インディ版による導入も検討してみると良いでしょう。インディ版も通常と全く同じ内容で、機能制限もありません。
3ds Maxの価格のまとめ
3ds Maxにはサブスクリプションコースと、トークンをあらかじめ購入するFlexコースがあります。サブスクリプションを購入するのであれば、1カ月よりは1年もしくは3年コースを選択したほうがお得になります。トークンを購入する場合、まずは見積もりを取って必要なトークン数を確認しておきましょう。
Autodeskでは、セットプランも配布しています。3ds Max以外にも必要なソフトがあれば、セットで購入したほうがお買い得です。また不定期でキャンペーンを実施していて、ディスカウント価格で購入できるので最新情報を公式サイトなどで確認してください。
3ds Maxの概要や基本操作については、以下の動画を参考にしてみてください。
